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大連インターンシップレポート

 

私が大連でインターンシップを行った3週間。日本では考えられないような様々な体験をさせてもらった。その一番のものはやはり日本インベストへのプレゼンテーション用の会議資料を作成したことだろう。インターンシップ初日から、聞いたことも無いような言葉や機材が並んでいる2社の見積もり資料を渡され、「比較分析しろ」と言われたときは、どのようにまとめていったら良いのか全く見当も付かなかった。さらに会議用資料ということもあり、大学の課題のように80%ほどの完成度で出せばよいというものではなく、その資料が直接企業の契約につながるという緊張感があった。毎日のように元資料とにらめっこをし、前橋社長に指導されていくうちに、なんとなくだがまとめる方向性というものが見えてくるようになった。しかし、方向性が見えたといっても、まとめたり文章にしたりなどを行うのは自分自身であり、そこでもまた私の力不足が目立ってしまった。やはり、社会経験の無い私がする仕事はいつも突っ込みが甘く、深いところまで全然踏み込めてはいなかった。前橋社長や吉田さん、本村さんと話し合いを進めていくなかで、文章構成の仕方や具体的内容が足りないことなどを指導され、やっとの思いで資料を完成させた。2月17日に行われた会議でその資料が配られ、契約が決まったときにはとてもうれしかったのと同時になんだかホッとした感じがあった。
3週間目は、私が希望していた縫製関係の工場を見学に行った。そこでは日本で想像していた風景と全く違ったものが広がっていた。私はもっと大きな機械が導入されて、コンベアーのようなものでの大人数作業が行われているものだと考えていた。しかし工場の中を見てみるとミシンが乗っているだけのテーブルが一面に並んでおり、作業を行う従業員も地方からの出稼ぎをしに来ている若い従業員の姿がとても多くみられた。生産部長や董事長に話を伺うことができ、従業員管理やその地区に設けられている税制度について、中国のWTO加盟の影響についてなど、参考書を読んだことにより得た知識ではなく、実際に管理をしている人に話を伺わないと学べないさまざまなことを聞くことができた。
大連でのインターンシップで学んだことは仕事に対するシビアさだろう。今までの大学生活ではだいたい出来ていればそれでよかったのだが、社会に出るとそのような甘えは許されず、完璧が求められる。もしだいたい出来たという段階で満足してしまっていては会社としての信用も得ることはできないし、相手からその代金をもらうことすらできなくなってしまう。ましてここは中国。自分の身は自分で守るという言葉通り、中国ならではのどんな事をするときでも感じられる「いい加減さ」があり、このような国で企業活動を行う場合、日本で活動するとき以上に自分の仕事に厳しくならなければ簡単に足元をすくわれてしまうことにまで発展してしまうと思った。しかし社会人としての基本的なところに厳しくしていると、必然的にその上に積みあがっていく仕事の完成度は高まっていくと思う。そのほかにも、輸出加工区や保税区、技術開発区などで外国企業誘致のために行われている優遇税制や、その地域の特徴などの知識を知ることができた。このような地区では、その企業がどのような製品を製造しているのかや、設立年数、原材料の仕入先企業の国籍、製品を中国国外に輸出するのかによって税率が変わっており、まだ始まりの段階しか
今回のインターンシップで、今の私に足りないところを多く見つけることができた。中国語の部分は基本的な問題点としてあったが、それ以上に文章力が低いということを痛感させられた。プレゼンテーション用の資料の作成や議事録の作成、工場レポートなどの作成など、ほとんどの仕事の場面で文章力が必要になった。何もわからない第三者がその文章を読んだ場合、そのときの状況や何があったのかが伝わるように分かりやすく書くという力が私にはまだまだ足りていないと感じた。もうひとつは、一つ一つの仕事の正確性と、その情報への裏づけがあまり出来てなかったということだ。たった1つの誤った情報が大きな失敗につながってしまう可能性もある社会では、得た情報を確実なものにするという仕事はとても大切な仕事だと感じた。
私の大学生活はあと1年しか残っていない。今回のインターンシップで感じた、ぬるま湯のような大学生活から社会に出ていくための必要不可欠な力を身につけ、残りのわずかな時間を有効的に使って行きたいと感じた。そのことで、今回体験できたさまざまな体験と、残りの大学生活で身につけたいと思う力を最大限にいかし、これからの就職活動や社会人になってからの早い段階でスタートダッシュを決めていきたいと思う。