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「働く」にもいろいろあるぞ!
 
 正社員以外にもあるさまざまな選択肢
     「海外で働く」ことを希望する日本人は多い。しかし、それぞれの人が思い描く「働く」内容はさまざまだ。中には「稼ぐこ
とができなくても、実際のビジネスを一時的に体験できればいい」「仕事はしたいが、貯金があるのでアルバイトで何とか
なる」という人もいるだろう。
     海外就職で最も一般的なのは海外の企業に社員として勤務するパターンだが、最近は海外で起業し、自分の会社や
 店を持ちたいと考える人も多い。また国や業種によっては、特定の雇用主を持たずにフリーランスとして働くことも可能
だ。年齢などの条件が合えばワーキングホリデーで海外での仕事を経験できるし、国によっては留学でも法律で定めら
れた時間内のアルバイトができる。自分で参加費用を払って海外企業でのインターンシップに参加したり、国際NPO
のプログラムで第三世界でのボランティアに従事したりするのも、「海外で働く」のひとつだ。
     このように考えると、「アルバイトか・正社員か」「雇用主がいるか・いない
か」などの点で、「海外で働くにもさまざまなバリエーションがあることがわ
かるだろう。「働く」の選択 肢がひとつではない事実を、まずはしっかりと頭
に入れておいてほしい。 
 
即戦力が求められる点の難しさと、必要な覚悟
  読者の中には「自分は海外企業で社員として働くことにしか興味がない」と考える人もいることだろう。しかし、ここで
覚えておいてもらいたいことがある。念願かなって海外企業への就職が実現した暁には、入社当初から即戦力として
の期待がかかる場合が多い、という点だ。
   これがたとえば日本国内の一般企業なら、最初の3ヶ月くらいは「試用期間」と見なされることが多い。この期間内
にゆっくりと仕事を覚えてもらえばいい、といった暗黙の了解が、企業と新入社員、双方の間に成り立っている。
  しかし、海外就職の場合、なかなかそうはいかない。というのも現地の企業がわざわざ日本人を呼び寄せる場
広合、現地のメディアに求人告を出すなどして「国内では適切な人材が見つからない」ことを当局に証明しないと
いけない。採用に当たって弁護士やビザコンサルタントを雇う必
要もある。採用に手間や費用がかかる分、企業側が日本人社
員に寄せる期待も大きいからだ。
 
最終目標にあわせて将来プランを考えよう
  もちろん、海外経験ゼロで海外企業への採用が決まり、現地でバリ
バリ働いている人も多い。その一方で、留学やワーキングホリデー、
インターンなどの経験を経て、海外就職の夢を実現した人も少なくない。
 海外就職も、「ダメもと」でチャレンジする姿勢は大切だ。しかし、たとえば「海外企
  業に何度もトライしているのに、ちっともうまくいかない」「いきなり就職することに不
安が大きいので、一歩を踏み出せない」ということであれば、別のルートからアプロ
ーチしてみるのも手だ。
  ちなみに、国内では現在、仕事を続けながら各種の資格学校や大学・大学院に
通う社会人が急増している。「やりたい仕事を手に入れるには、自分に先行投資し
て当たり前」の時代になりつつあるわけだが、同様のことは海外就職にも当てはまる。
  繰り返しになるが、最初から自分の夢を実現できる人は、あえて回り道を選ぶ必要はない。しかし海外就職を目指す
上で、たとえば語学力や海外生活の経験、海外での労働体験などの不足がネックになっているのであれば、ワーキン
グホリデーやインターン、あるいは留学などに「投資」してみるのもいいだろう。
  「自分は最終的にどんな働き方をしたいのか」を見据えて、しっかりと自分なりのキャリアプランを立てるようにしたい。