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    私が中国留学することを決めたのにはいくつかの理由があります。まずひとつは、もちろん中国語のレベルを向上
させるためです。私は日本で3年間中国語を専門として主に学習していましたが、単語などの知識はついているものの
会話能力に乏しかったので、中す国に来れば会話る機会が増えるだろうと単純に考えて留学を決めました。これが主な
目的ですが、他にも留学することで日本にいただけでは分からない文化や国民性の違いなども知ることができ、またい
ろいろな経験をすることで人間的にも成長できるところがあるはずだと考えていました。ここに、実際来てみて感じたこと
をいくつかに分けて記していきます。
 
 ・ 授業について
    授業の科目はクラスのレベルによって違うのですが、基本的に内容は先生が中国語で授業すること以外は日本で受
けていた授業とあまり変わりありませんでした。授業で個人が話す機会は少ないので、実際話す力はあまり伸びません
でした。ですが、授業中はずっと中国語を聞いている分聞き取り能力は伸びたと思います。また、クラスにいる日本人以
外の人と交流を持つことで中国語を話す機会が増えます。私のクラスは韓国人がとても多かったので、必然的に仲良く
 
なっていきました。一緒に食事をしたりすると、中国語を話す機会が増えると
いうだけでなく、韓国のことを知ることができ、また別の興味が生まれたりして、
とても有意義だったと思います。授業が始まってしばらくすると、だんだん学校に
来ない人が出てきました。徐々にだらけた雰囲気になってきたりもするので、
この雰囲気に流されないことが大切だと思います。
 
 
・ 寮について
寮は二人部屋と一人部屋がありますが、私は一人部屋だったのでここには主に一人部屋のことについて書きます。ちなみ
に二人部屋は部屋にシャワー・トイレがついてなく、共同です。寮ははっきり言って古くて、あまりきれいとはいえません。で
すが、古い分自分の好きなように模様替えしてもあまりとやかく言われないようです。私も自分が過ごしやすいように少し改
造していましたが、留学生活の長い友人の部屋は元の部屋とはかなり違っていました。また、寮は古いためかよく問題がで
てきます。電気が切れるのは普通ですが、実際にあった例で言えばシャワーの管が破けたり、天井が落ちてきたりなど色々
とあります。私が入ったときには床に穴が開いていました。そういう時は修理してもらえるのですが、修理を頼んでも指定した
日や時間にちゃんと来てくれることはあまりありませんでした。日本では約束の時間を守らないことはほとんどありえないこと
なので最初はかなり戸惑いましたが、徐々にこれが中国人の性格の特徴のひとつなのかなと慣れていきました。また、修理
をしてくれる工人は平日にしかいないのでその点も不便だと思います。
寮費は高いので外に住んでいる人も多いですが、寮は学校のすぐとなりにあるのでとても便利です。実際何回も寝坊しました
がぎりぎり授業に間に合っていました。また、色々な国の人が住んでいるので、国際交流も できると思います。寮の中には先
生も住んでいるので、わからないことがあれば聞きに行くこともできます。寮は不便な点もたくさんありますが、学校に近いし
友達もできたりしたので、その点はよかったと思います。
 
・ 日常生活
 
    大連外大は市内中心部から近いので何かと便利です。歩いて行ける距
離に大きなスーパーもありますし、どこに行くにもバスやタクシーですぐに
行けます。日本のお店も多いので、私はしょっちゅう行っていました。ですが、
かかるお金も日本とほとんど変わらないのでちょっと遊びすぎて一ヶ月の
生活費の予算をかなりオーバーしてしまったこともありました。
 
 
    授業が午前中で終わったあと、私は週に2,3回中国人の日本語科の学生と一緒に勉強していました。この相互学
習は留学生の多くがやっている学習方法です。大体中国語1時間、日本語1時間の割合で会話をしたり、授業で分か
らなかったところを教えてもらったりしていました。授業よりも会話の練習ができるので役に立ってはいたのですが、中
て国人の学生はとも真面目で貪欲なので自分から進んで中国語をしゃべらないと2時間ほとんど日本語で話していた
こともありました。この相互学習のない日は特に長く勉強することもなく、だいたい部屋でテレビやDVDを見るなどして
だらだらとしていました。こっちはチャンネル数が多く、ドラマもたくさんやっています。中国のドラマには字幕があるもの
が多くて、内容が理解しやすかったので、よく見ていました。友達とかなりはまって見たドラマもありました。
    週末は私は部活をしていたのでそれでほとんど時間がつぶれていました。部活は日本人留学生だけですが、運動
不足消も解できて友達もたくさんできたのでとても楽しくできました。部活によっては韓国人留学生や中国人、在中の
社会人とも対戦したりしています。
中国には大型連休が2回あり、この連休や夏休み・冬休みに中国国内旅行をする学生がたくさんいます。私も友人と
一緒に5月の労働節の連休に旅行に行きましたが、日本から行くよりはずっと安く済みました。また、日本からはあま
り行けないような所に  も行けます。旅行に行くことで、学ぶこともあります。実際私たちは飛行機や電車のチケットも
ホテルの予約もすべて自分たちでやったのでかなり勉強になりました。
 中国に来る以前は漠然と「留学すれば中国語も上達するだろう」と考えていていましたが、実際来てみて全くそうで
はなをいこと痛感しました。確かに周りはみんな中国語なので、聴力は来る以前よりずっと伸びたと思います。ですが、
私はたくさん話そうという積極性が足りなかったので、会話力は思っていたよりも伸びませんでした。周りの雰囲気に
流されて、ときには授業に行かなかったり、勉強しなくなってしまったりしました。
    これは最初の目標から考えても一番大きな反省点だと思います。でも中国に来なければ得られないような経験もしました。
日本にいても中国人がどんな人で、どんな生活をしているかなんて実感することはなかったと思います。中国人だけでなく、韓
国人のこよとも少しだけわかるうになりました。こっちに来たからこそ、中国と日本、それに韓国などの違いやそれぞれのよさを
感じることができました。日本ではほとんど接することのないような年代の人とも仲良くなれました。こっちでの数ヶ月間の生活
の中で、日本にいるだけでは会うことのなかったような人と出会え、さまざまな経験もして、人として成長できたと思います。反
省点も多いですが、全体としてみると、私の中国留学は成功だったと言えると思います。