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大連にての仕事を通して学んだこと


    私が大連へ赴任してきたのは2002年4月8日ですので、はやもう2年と4ヶ月になりました。大連での生活

を始めた時は日本を離れることの不安・現地生活の不安・技術の進歩が遅れることなどの不安から「果た

して大連に来たという選択は正しかったのか?」というような思いが強かったのを今でもはっきりと覚えてい

ます。

    その後2年以上経った今、この選択は間違ってはいなかったと感じています。もちろん中国に来たことで文

化の違いから摩擦があり、大変だった、苦労した、いやな思いをしたことも多々ありました。でもそれは日本

にいても同じ事で文化の違いからの摩擦はないでしょうが、その他の部分でいやな思いをすることもあるで

しょう。その代わり中国でしか体験できないこと、また海外に住むということで文化の違いとはどういうことか

を身を持って体験することができます。

また、仕事に関してもやはり中国は日本に比べて私の従事している医療という分野では後れをとっているよ

うに思えます。他の分野でも大部分は日本より後れを取っているとは思いますが、そこにばかり目を向ける

のではなく同じ仕事があればこちらではどのように処理していくのかを見ることが出来たために日本での仕

事の問題点が違った角度から見ることが出来ました。これは今後仕事をしていく上で役に立っていくと思い

ます。

    生活面に関しての不安も大連に関しては全くとは言いませんが問題はないと言えるでしょう。特別な注文さ

えしなければ日本にあるものはすべてあると考えても問題なく、むしろ物質的には日本よりも選択の幅が広

いのではないかと思うほどです。但し、治安などは日本とは違い若干問題もあります。しかしこれは日本以

外の他の国も同じなので「日本とは違うのだ。」という強い自覚があれば充分だと思います。

    私が大連に来て最も良かったと思う点は「異文化を体験したことで物の考え方が以前よりは広がった」という

ことです。日本に滞在しているとどうしても自由でなくなってくると思います。中国人というのは非常に自由な

考え方をもっており、中国人と一緒に仕事をすることにより、また、友達になることにより彼らの影響を受け日

本にいる時よりははるかにものの考え方が自由になりました。これを日本帰国時にそのまま日本に持ち帰る

わけにはいけませんが、考え方の自由度が増したことは私にとっては大きな収穫です。

   
 

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