中国大連夏のインターンシップ


 11月14日

研修を終えて

この3ヶ月の研修は今まで私が勉強やバイトなどいろいろやってきた中でも一番つらくて中身の濃いものだったと思います。

バイトでは実務的なものの経験はほとんどなかったし、学校で中国語を習っていても実践として使うことは留学

してからもあまり多くありませんでした。何か特別なスキルもなかったので、ここでもっと違うことを勉強したいと思っていました。

そこで、研修の主な目標を「中国語会話能力の向上」「パソコンスキルの向上」「就職に備えた最低限のビジネスマナーの習得」

の3点にしました。この計画に基づいて1ヶ月目は人材仲介で仕事の流れをつかむ、2ヶ月目は人材仲介を通して管理能力を

伸ばす、3ヶ月目はアポイント・営業を通して可能性を広げるということを月々のテーマとして仕事をし、さらにここにプラスして週3回

アルバイトのような形で日本語教師の仕事もやりました。3ヶ月毎日が本当に忙しくてとても早く過ぎていったように思います。

中国語に関しては、目に見えて進歩があったと思います。やはりマンツーマンで自分が話さなければならない情況に

おかれていたのがよかったのかもしれません。いままでずっと中国語の勉強はしてきていたものの、自分から話す機会は

なかなか無く、会話能力はほとんどありませんでした。中国語で話すということ自体に慣れていなかったようにも思います。でも、

レッスン以外にも仕事のときにも中国人スタッフと話すときには中国語で話さなければならないので、話すことにはすぐ慣れることがで

きました。最初は自信がなくてあまり話せできなかったけれど、先生たちやほかの中国人スタッフが、発音はきちんとできているし、

単語量も文法の基礎もあるからもったいないと、自信を持たせてくれました。このことで、以前よりも積極的に中国語に

取り組むことができるようになりました。また、日本語教師の仕事も中国語能力を伸ばすいい機会だったと思います。生徒たちは

初級者なので説明は中国語ですることもしばしばありました。教える部分を予習しているときには、日本語と中国語の新たな違いを

発見できたり、授業中には生徒に中国語の文法の違いを指摘されたり、私にとってもいつも勉強でした。

生徒たちはみんな仕事の後の授業で疲れているはずなのにとても熱心で、質問も多く、みんなよく勉強しているようでした。

そんな生徒たちを見て自分ももっと中国語をがんばらなきゃと、いい刺激にもなりました。

研修を始める前は仕事体験といってもバイトと大きな差はなく、社員のちょっとしたお手伝いや、雑用のようなことを

やるんだと思っていたのですが、そんな甘い考えは始まって1週間ですぐに打ち消されました。はじめに人材仲介の仕事の説明を

聞いたときにはなるほどと思って理解した気になっていたのが、実際業務を始めてみるとわからないことだらけでメールを

ひとつ送るのにも文章に悩んだりし、何十分もかかっていました。資料整理もままならず、すべてが頭の中でパニック状態に

なっていました。

2ヶ月目に入り、管理をするということをテーマに与えられても、自分の仕事さえままならないのにどうやって管理な

んかするんだという感じでした。管理というのは、資料管理のほかに同じ人材仲介をする中国人社員の仕事内容の把握、

ときには仕事の支持も与えるという聞いただけで自分にできるのかどうか自信がもてないようなものでした。

ますます情報が整理しきれなくなり、頭の中ですべてがごちゃごちゃになってしまっていたように思います。こんな状態だったため、

毎日いろいろな失敗だらけでした。もっと落ち着いて集中して仕事に取り組まなければならなかったなぁ、と今思います。

3ヶ月目に入ると、人材仲介の仕事を少し減らし、営業とアポイントの仕事をするようになりました。私は自分から電話を

かけるというようなことが苦手で、以前にテレフォンオペレーターの仕事をしたときもすぐにやめてしまったという経験がありました。

営業のようなことは向いていないと思っていたし、まったくやる気もありませんでした。でも研修最後の3ヶ月目に苦手意識をなくし、

可能性を広げるためにも営業の仕事をやることになってしまいました。でもこれが、やってみると思ったよりも面白かったのが

意外でした。2ヶ月やっていた人材仲介に比べると、主に電話でのやり取りで、相手の答えもすぐに

出るのでやりやすかったからかもしれません。でも、逆に電話も営業もすべてその場で何とかしなければならないので、

焦ってうまく対応できなくなってしまうこともありました。人材仲介の仕事をやっているときも臨機応変な対応ができないことが多く、

柔軟な考え方を身につけるようによく言われていて、この仕事も臨機応変な対応ができるようになるために始めたものでした。

1ヶ月の短い期間で進歩があったかどうかは自分ではよくわからないけれど、自分に柔軟な考え方が足りないということに

気がつけただけでもひとつ進歩だと思います。

3ヶ月間毎日失敗ばかりだったけれど、その分得たものはたくさんありました。研修最後の1週間、次に人材仲介の仕事を

する研修生に引継ぎのため自分がやっていた仕事の説明をして、どのように仕事をするのか少し見ていたら、

3ヶ月前の自分の姿を見ているような気分になりました。3ヶ月で自分に進歩があったのかどうかよくわからなかったのが、

このときになってはっきりと以前よりも進歩しているということを感じました。インターンを始めてから、中国語能力は伸び、

パソコンの基本的なソフトは仕事を通して以前よりも使える幅が広がり、タイピングのスピードも速くなりました。また、

ビジネス上の言葉の使い方も覚えることができました。まだまだ足りないところはあるとは思うけれど、

研修を始めるときの3つの目標はすべて達成されたといっていいと思います。さらに、仕事をする上での中国人と日本人の違いを

知り、どういうことに気をつければいいのかもわかりました。私はずっと仕事において中国にかかわっていきたいと考えているので、

このことは今後とても役に立つと思います。また、仕事において自分に何が足りていないのかにも気がつくことができたので、

この部分をどう改善していくのかということが今後の課題です。この研修は、スキルアップだけでなく自分再発見の手段に

もなりました。3ヶ月間つらかったけれどがんばってよかったなぁと本当にそう思います。

 



 

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