┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             ━┓
┃
┃ 偏向大連通信!! ―――――――――― by 江口朋行さん                     【裏】中国・大連ニュースマガジン

☆ 日系大連人? 日本見聞記その2 ―――――――――― 2003/08/25

日本滞在2週目、遅ればせながら日本も暑くなって来た感があります。
気温自体はそんなに高くないのですが、汗をかいた跡にくるこのジットリとし
た感じ…!!もう汗というより糊みたいになってます。

これは耐えられない!!早く帰りたいです。

こんな天気では外に出るのもイヤなので、1日中クーラーをつけて部屋に閉じ
篭っているのですが(仕事がたくさんあるから仕方ないのだよ、と言い訳して
みる)部屋に篭っていると自然と目がいくのがテレビ。

そんなに集中して見ているワケではないですが、チラリチラリと目に入ってき
ます。で、見ていて思ったのが

「やっぱり日本のテレビはレベルが高い、面白い!!」という事。

昼頃に起きだして、食事をしなが久しぶりに「いいとも」なんかを見ると

「せっかく帰ってきてるのにテレビなんか見て時間を潰すのはもったいない」
とは思うのだが、それでも何気に面白くて"いいとも"の次の「ごきげんよう」
まで見てしまう。

昨日、久しぶりに友達が来た時も、2人で酒を飲みながらひとしきり話をした
後、またテレビに目がいってしまった。

テレビの中では若手芸人扮する「A様とB様」という架空のキャラクターが
「××の仕事で成功するにはこうしろ!!」みたいなのをA様、B様がそれぞ
れやり、スタジオではそれを見ながら「おすぎ、ピーコ」兄弟が、ああでもな
いこうでもないとしゃべくるという番組をやっていた。

若手芸人の面白い動きと、ショートドラマ仕立ての分かり易いストーリー展開
と、そんであんまり必要ないかもしれない「おすぎ、ピーコ」のしゃべくり。
これは楽しみながらそれなりの知識も得られるという、すごい出来のイイ番組
だ!!
と、思わず「クスクス」笑いながら見ていたその時

「あんさ、こい面白か??=あの、これ面白いですか?」
と、友達に言われた。

え?面白いか?って面白いやん、構成もちゃんとしてるし、撮り方もキレイや
し、なんといっても、楽しみながら勉強した気分になれるというのがいい、と
主張したが、友達は納得しかねるという感じでした。

しかし、日本のテレビのレベルが高いというのは逆からいえば中国のテレビの
質が相当に悪い、という事でもある。

中国、大陸のバラエティーといえばまだステージ型が主流で、どでっかあい、
暗ぁいステージで、あんまり見たこともないタレント?達が、漫然とゲームを
やる、というのが殆んどである。

たまに「ああ、まあまあ見れるな」と思うものがあったとすれば、それは台湾
やアメリカ、日本等のやり方をそのまま持ってきたものばかり。
そんなチョットましな番組でも、やたらと不自然に生バンドの演奏が入ったり
と「これは何だ?」と思うことがシバシバである。

さらに今回、日本と中国のCMのレベルの差に今更ながらに愕然とした。

中国も一時期よりはレベルが上がり、さすがにドラマの途中で「××病院淋病
治します」的なCMが流れることは少なくなったが、それでもまだ企業や商品
の名前を連呼するだけのCMが頻繁に見られるなどレベルは低い。

それに引き換え日本のCMのレベルの高いこと。今回帰ってきた間に見ただけ
でも「これは考えてるな〜」とうならされるCMを見つけた。

携帯のCMで、体操の大会中に携帯が鳴り、他の人が競技しようとしているの
に携帯がなってしまい、思わず飛び込んで体操の技を次々と決めながら電話を
取る、というCM。

よく考えれば「なんて無茶苦茶な話だ」とは思うが、それを補うインパクトと
撮り方だった。

なんか話がズレまくっているが、とにかく日本のエンターテイメントとしての
テレビのレベルの高さは相当のものではないだろうか。

ズレたついでなので、今度公開される中国映画「英雄」の話もしよう。
この映画、僕が中国で見たときは

「何じゃこれ?意味がわからん。てか面白くない」
と、かなり評価の低い映画であったのだが、どうやら日本ではかなり高評価ら
しい。誰に聞いても絶賛、絶賛。おすぎにいたっては

「あたしはチャン・イーモウの映画は嫌いだけど、この映画は最高だわ」
とまで言っているらしい。

は?おまえはアホか?どこに目えつけとんのじゃ?と、言いたい。
まあ、確かに画としては綺麗やしチャン・ズイーはすんごい美人やけど、それ
だけ。映画としてそこまで誉める価値があるかどうかは疑問なんですよね。

まあ、まだご覧になってない方もいるでしょうからこれ以上は言いません。
ご自分の目でたしかめてください。

                        = この稿おわり =
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃┃ メールマガジン読後感アンケート結果。
┗━┛
◇ 面白かった  (^○^) -------------------------------- 18人  (67%)
◇ まあまあかな(゜.゜) --------------------------------  6人  (22%)
◇ ツマラナかった(-_-) --------------------------------  3人  (11%)

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃┃ コメントボードに頂きました感想。
┗━┛
┌--------「大谷In博多さん」

江口さんの本音トーク楽しく読ませていただいています。

「英雄」観ましたが同意見です。
「小城之春」は観ましたか?
第5世代の監督達は何で日本で評価が高いのでしょう。
欧米人が面白がるのは理解できますが・・・。

テレビの日中の違いも納得です。
私は日本在住でたまに中国に行くので、逆に中国のテレビが新鮮です。
最近ドラマが良くなりましたね。ワンパターンじゃなくなりました。

去年の中国語の先生が大連出身でした。大連も行って見たいですね。
今後も本音トーク長く続けてください。

└--------
 
┌--------「江口さんから」

お便りどうもです。英雄は本文にも書いたと思いますが、映像だけですね。
ほかに見るところはないと思います。「小城之春」という映画は見たことが
ありませんがこれも張芸某ですか?

大谷In博多さんが仰ってる第5世代というのは張芸某とかの事だと思います
が、実は意外と彼の作品が好きだったりします。ただ僕が好きなのは彼お得意
の「農村もの」で、こういうアクションは好きじゃないですね。

一番のお気に入りは日本でも放映された「一個都不能少」です。
悲惨で泣けるというより、それで笑えるというのが好きですね。

ところで、僕ってそんなに本音トークしてますかね?
結構控えめなつもりなんですが(笑

└--------
┌--------「老虎さん」

やっぱテレビですよね。

ホテルに鳳凰衛視や陽光衛視が入ってると嬉しくなりますもん。
でも慣れとは恐ろしいもので、あのグダグダ幡出もまた楽し。
VCDをそのまま流してんじゃないの?っていう小品も良き哉。

メディアって、その国の気質を一番如実に顕すものだと思います。
国民にどれだけ洒落が通じるかって事も大きいでしょう。
日本人は、テレビ黎明期にアメリカの西部劇やホームドラマで、
アメリカンな感覚(笑)に洗脳されましたけど、大陸はどうなるでしょうね? 

ちなみに私は紅梅さん、王玉さん、張傑さん見たさに大台見てました。
(ローカル御免)

└--------
 
┌--------「江口さんから」

やっぱテレビです(笑
日本に来て一番時間を費やしたのがテレビかもしれませんね。

後から思い返してみれば「なんて無駄な時間をすごしたんだ…」
と後悔するんでしょうが。
僕の大連の部屋では鳳凰テレビなんてこじゃれたものは入りませんので、
もっぱらCCTVを中心に見ています。

これが見てみると以外に面白いんですね。
有名な「東方時空」というドキュメント?番組があるのですが、
丁度NHKスペシャルみたいで面白いです。
「あー、中国もそれなりにまともな物作れるんだ」という感じです。

なんか今回は知中派の皆さんからの返事が多いですね。

└--------
┌--------「ミカの赤い服さん」

江口さん、こんにちは。

(1)「いいとも」→「ごきげんよう」をご覧になったら次は「徹子の部屋」
   もお願いします。
   …知らないゲストの場合は、あまりしっかり見ませんけど。
(2)九州のS県は若手の「はなわ」さんが歌にして話題になっていますよ。

└--------
 
┌--------「江口さんから」

S県、ばれちゃってますね。
日本で一番存在感のない県だと思ったのですが(笑

徹子の部屋までは見ませんよ。
いいとも見てるだけでも「ああ、自分ってなにしてるんだ?」
と思ってしまうくらいですから。

はなわ氏は某テレビ局のやってる24時テレビで初めて拝見しました。
感想?
んー、どうでしょう?すぐにサヨナラする運命な気がします。

└--------
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃┃ お便りで頂きました感想。
┗━┛
┏━━━━━━━━━━「みやさん」

江口さま
楽しい記事をありがとうございます。

夜中に放映されたという大連のCMの記事、特に面白かったです。

しょーもないCMというと、田舎でお正月に流されていた
「○○株式です。新年のお喜びを申し上げます」とかいう
台詞が入って、春の海の演奏が流れ、
画面は年賀状のような絵がうつるだけ・・というのを思いだします。
今はあんなダサいCMは無いでしょうね、多分。

田舎といえば私も九州のN県。
S県といえばちょっと前まで
「はい、はい」と返事するかわりに「ない、ない」と言ってた県ですね。

母の実家がある田舎も江戸時代まではS県とおなじ肥前藩でした。
お年寄りが「ない、ない」とあいづちを打っているのを見たことがあります。

ところがその母の実家から車で5分ほど
岬を回ったら、そこは昔は大村藩。
大村藩では「へい、へい」と返事をしたそうです。

岬を回る道は江戸時代なかったので
言葉にはっきりした違いがあったようです。

先週九州へ行きました。
駅をおりたら、いえ、新幹線を降りた博多駅で
もう九州弁が口を出ていました。

九州に住んだ年月より、関西に住んでいるほうがはるかに長いのに
九州弁が体にしみこんでいます。

でも、大阪へ帰ったら、もうバリバリの大阪弁!
中国へいったら、バリバリの中国語??

・・中国語はなんぼ勉強しても身につかんわ。

ーーなんでやねんッ!

┗━━━━━━━━━━
 
┏━━━━━━━━━━「江口さんから」

これはまたローカルなお便りを、ありがとうございます。
同じ九州同士で方言談義といったところでしょうか。

ただ、九州北部のN県、S県、F県の方言。同じような場所にあるといっても
やはりそれぞれ微妙に違いがあるようですね。さらに同じS県でもかなり大き
な方言の違いがあり、僕のところでは「はい」じゃなく「ない、ない」と言っ
てるのを聞いたことがありません。

・・というか意味が分かりません(笑

年代的なこともあるかも知れませんが、お母さんの実家が大村から5分という
ことなので、やはり地理的なものが大きいのでは?と思います。

と、偉そうに語ってますが、実は私中国に行ってからというもの、殆どS弁を
忘れてしまい、今回帰ってきてからも地元のニュースを見るたびに相当苦労し
ました。

かといって中国語もうまくない、デラシネ状態。
ーーああ、一体どがんしたらよかとやろ?

┗━━━━━━━━━━
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。