国家級保税区 | |||
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| 上海外高橋保税区 | |||
| 近年、上海訪問した外国ビジネスマン達から、浦東の都市開発と経済・貿易の飛躍
的な発展ぶりに対し、「驚いた」或いは「目まぐるしい」という賛美の声をよく聞
く。上海外高橋保税区はこの浦東の変化のリーダー的開発エリアである。前回掲載し
た同保税区の紹介も大きく変わってきているので今回は保税区の優遇策、機能充実や
IT関連企業の進出状況について内容を更新・補充する。 1.概 要: 上海外高橋保税区は90年6月に中国政府の批准により、初めて設立された最大規 模となる総合的な自由貿易区である。同保税区は上海市の東北の端に位置し、揚子江 河口近くの外高橋港湾に隣接する。また、その東西両側は上海外環状線と市区に連結 する高楊路主幹線を備え、市中心部へは約20km。 同保税区は、国際貿易、輸出向け加工業、保税倉庫及び保税商品展示を主な業務 として展開する。より多くの外資を誘致し、さらに保税区での貿易・加工・物流など 業務拡大を促進するために、同区は保税区が擁する独特な関税優遇策を活用しなが ら、不断に港湾機能や市場機能、サービス機能を改善し、充実しつつある状況を次に 紹介する。 ▲ 税関の優遇策:保税区は税関による特別管理を受ける経済貿易区域(閉鎖され た形で管理する区域)である。海外から輸入された貨物や原材料に対し、免税及び許 可書なしに保税区での保存・展示・加工・販売が可能。また、貨物に対し、免税で自 由に他国へ輸出し、課税後、中国国内市場にも搬出できるなど優遇策を受けることが できる。その他に、外貨・税政策の優遇も与えられる。 続いて、保税区の主な特徴 を紹介する ◎経営範囲:国際貿易、保税倉庫、加工貿易 ◎販売率: 100%の国内販売も可能 ◎区外企業への委託加工期限: 6カ月(ただし、さらに6カ月委託加工期限を延期 するが可能) ◎区外の企業に委託加工した製品の再輸出: 非保税区からの直接輸出が可能。税関 の確認 を必要とする ◎国内で原材料、部品を調達する場合の増値税の扱い:区外で部品を調達し、区内 製品を加工した場合、その部品と原材料部分の増値税還付は不可能 ◎国内販売する際の税金について: 輸入原材料・部品で加工した製品を区外に販売 した場合、輸入原材料・部品に対し、税金がかかる。 ▲港湾機能の充実:大規模の物流に応じて港湾施設の改修、大水深埠頭・コンテナ 専用バースの整備が着々と進んでいる。さらに同保税区には100万uの大規模物流 パーク建設を計画中。 ▲市場機能の拡充:保税区内では鉄道器材・機械・紡織・通信など保税商品交易市 場の他に、近年、自動車・生物医薬交易市場が新設され、最近では、米国の商品交易 市場も新登場しており、交易市場の開設により、新たなビジネスチャンスが発掘でき る。 ▲よりよいサービスの提供:税関の直通道路を利用できる。輸入された貨物を外高 橋港湾から保税区へ、現在保税区から上海国際空港へと移動ができ、手続きの簡素化 と効率化が実現された。 ▲IT産業基地の構築。外資系企業が進出しやすい場を創出するために、同基地は 国際環境基準ISO14001と国際製品品質基準ISO9001の認定書を取得した上に、効率の いいサービス及び企業運営保障システムを確立し、各側面から外資企業の運営に支援 した結局、2001年投資プロジェクト59件を誘致し、投資総額は過去最高の前年 に比べ22%増の5.72億米ドルに達した。現在進出してきたHP、INTER、 IBM、PHILIPを始め220のIT企業は関連部品の提供ができるIT産業基 地として構成されている。2001年の輸出額は16億米ドルを上回った。 進出 企業の急増と業務の拡大で、2001年まで税関による特別管理区域(閉鎖された区 域)である保税区は7.52kuまで拡大されている。2001年末までの累計では 世界60以上の国・地域からの企業が進出し、投資プロジェクト5000件を上回っ て、投資総額(契約ベース)は65億ドルに達している。その内、伊藤忠、三菱、J VC、INTER、IBM、GE、PHILIPなど日米欧大手企業を始め、世界上 位500社の内70社以上が投資している。投資額の割合では香港に続き、日本、米 国は2、3位となっており、投資産業別については貿易企業が約60%以上、加工・ 製造業が40%以下となっている。 次に同保税区の主なデータを説明する。 ◇距 離 同保税区から下記場所までの距離:@上海駅:25kmA虹橋国際空港と 浦東国際空港:それぞれ28kmと20km。 ◇開発面積: 計画:10ku 現在使用:7.52ku ◇基本のインフラ施設:「6通1平」。道路、給・排水、電気、ガス、通信及び整地 された土地の利用は、上海の都市機能整備から言えばほとんど問題ない。ただし、同 保税区から陸路交通が益々便利になってきている現状について、さらに説明する △陸路交通:前述したように同保税区両側に拡大した主幹線楊高路と上海外環状線 (高架道路)が整備されている。楊高路は、市中心部に繋がる内環状線と連結してお り、市中心部へはスムーズに行くことができる。また、金橋輸出加工区や張江ハイテ ク区が同道路の近隣にあるので、行くのに便利。さらに外環状線を経由し、上海にあ る「虹橋」「浦東」国際空港や周辺にある省・市へ行くのに便利。 計画・建設中の交通施設: @2004年から運営する見通しのリニアモーターカーは浦東国際空港まで通航す る。(全長33km、片道約8分) A軽量軌道列車明珠2号線は同保税区近くの宝山まで開通する予定(2005年に完 成する予定)。 B同保税区西北部の外環状線に連結する黄浦江にトンネルを建設予定(2005年に 完成予定)。上記交通施設が整備されると同保税区から上海エリアまでの交通アクセ スがさらにスムーズになる。 ◇土地使用権の取得 使用期限(年) 価 格 (米ドル/u) 製造業地 50 100 ◇土地使用料 1.0元/u/年 ◇貸工場・倉庫のリース料金 43.2〜54米ドル/u/年 ◇従業員の平均月給 @作業者1200元(医療・養老など4つの基金を含む) A技術者・管理者 2000元前後(大卒生の初任給。契約双方の相談により定める) ◇ 外国・地域の企業進出現状 1998年 2001年 増% 進出国・地域 49 60以上 −− 投資プロジェクト(件) 3580 5000以上 39.7 投資総額(契約ベース/億米ドル) 43.2 65.0 50.5 ◇主な業種:投資プロジェクト5000件以上の中、貿易企業が3000社以上、倉 庫・物流企業が500社を上回る。 |
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